12回 盟友をつくれ
- 山本善之
- 7月8日
- 読了時間: 3分
中々暑い日が続いております。皆様如何お過ごしでしょうか?
前回はみおがデビュー当時のようなテンションで色々書いてましたね。そんなみおのブログはこちらから
さて、花色もめんも2回目の本公演が目の前に迫ってまいりまして、稽古も佳境に入ってきております。個人的にもなんだかんだ忙しく、メンバーや客演様、スタッフの皆様にも沢山ご迷惑かけてる次第でございます。しかし、中々いい作品にしあがってきているとおもいます。是非是非まだまだご予約おまちしております。
さて、今回は個人的にこの稽古期間に思ったことを書いていこうと思います。
僕はそもそもあまり人付き合いが上手くありません。嘘だぁという人も恐らくいらっしゃるかと思いますがライトな付き合いというものがあまり得意ではないのです。特に仕事への熱量の違う人と喋っていると中々に疲れます。特にこの世界に入ってからその面が加速しているように思います。
「友達100人できるかな?」なんて歌がありますが、僕はあの歌は昔から違和感があるのです。自分の立場や状況が変わると色んな出会いがあって仲良くなる人も増えます。
人は1人で生きていけるほど強くありませんからある程度のコミュニティに属すると思います。
しかし、そこのコミュニティで友達100人もつくることが理想の人生でしょうか?人にはキャパシティがあります。
人はそんな人数を抱えきれると僕は思えないのです。
環境を円滑に回す為にコミュニティ内で人間関係を大切にすることは必要だと思いますが、それは友人ではないと僕は思ってしまいます。
本当の友人は自分の状況や環境が変わっても変わらずに同じように付き合える人間だと思います。
そんな人が幸運にも自分の仕事上で接点が持てるようになると「友人」から「盟友」に変わります。
この「盟友」を持つと舞台人生はすごく充実したものに変わります。切磋琢磨は勿論自分自身の目標や夢も変わっていきます。
自分がどれ程研鑽を積んでも気がついたら自分の斜め上で走ってたりしてくれます。
僕はそんな人間が大好きです。
僕は幸運にも人生で「盟友」となる人間が3人います。
みんな凄い奴らです。
でも人間は欲の生き物ですから、もう少し欲しいなと思います。だから期待しています。厳しい事もたくさん言うけどね。
それでは皆様シアターエートーでお待ちしてます。「Replicant」本当に面白いです。よろしくお願いいたします。
担当者:山本善之

奈良県出身。
1992年10月15日生まれ。
大蔵流能楽師狂言方 戯曲家 演出家 役者6歳の頃四世茂山忠三郎倖一に師事、現在は五世茂山忠三郎良暢に師事。二十歳で「千載」を披く。
舞台を中心に能狂言問わず様々な公演にて活動中。
主な出演作品は、狂言風オペラ「フィガロの結婚」(ケルビーノ/蘭丸役)演 藤田六朗兵衛、「繻子の靴」(国王役 他)演 渡邊守章 等
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