本日のブログBGM
♪ summer/久石譲 ♪
ブログを読むときにBGMがあったら素敵だなという思いから始まった『天希明日香のブログひとりミニコーナー』今回の1曲はこちら!BGMを流しながらブログを読んでいただけると幸いです!天希明日香です!
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前回は都夏くんが「盲信」について、宗教のお話から始まり、各々が信じていること感じていることへのリスペクトについて書いてくれていました。私自身考えていたことと類似している部分があったのでとても興味深く読みました。おもしろかった。
まだの人はぜひご覧下さい。
新学期が始まりしばらくが経ち、新生活も落ち着いた頃でしょうか?私も4月から新しいことが始まり新生活を過ごしていました!
今ブログを読んでいる人はご存知かもしれませんが、インターネットラジオ局NFRSにて関西小劇場情報番組『かんさい!演劇ナウ』( https://www.nfrsradio.com/kangeki )という番組のラジオパーソナリティを務めることとなりました!毎週火曜日聴いてくださってる方、ほんとうにありがとうございます。
そんな新生活の中の少しの気づきを、今日は書きたいなぁと思います。
私の声が毎週30分届けられるという生活になったわけなのですが、それと同時に私の日常にプラスされた新しい習慣があります。それは「週末の観劇情報をまとめる」ということです。毎週どこかの劇場で、はたまた劇場じゃないところで、拾いきれていない公演も含め、たくさんの誰かの"思い"が上演されている。公演情報をまとめている時、そのことをとっても実感するのです。これから先、この習慣を続けていく中で慣れてしまったりするのかな。ただの作業になってしまったりするのかな。そんなことをふと思います。ただの情報としての文字媒体をメモに打ち込んでいるだけ、になってしまわないようにしたいなと思っています。
ラジオの活動を通して、たくさんの演劇のフライヤーをみたり、観劇回数が増えたり、他者の演劇に対する思いを聞いたり、演劇のことを考えて話してみたりと、今まで以上に演劇について触れる機会が増えました。特に今の演劇界を生きている人たちの空気を日々感じています。
私はたくさんの公演情報を調べている中で"なぜか惹かれる公演"というものがある事に気がつきました。これは私の趣味嗜好のせいもあるかもしれませんが、全く素通りしてしまう情報と、なぜか惹かれる情報というものが存在しているなと感じます。
このなぜか惹かれるなと思うときは、フライヤーをパッと見ただけで思うときもあれば、なにか宣伝の中の一言で思うときもあり、目新しい挑戦があるから思うときもあります。ある1人の役者さんのツイートが調べた時に出てきて、その文章で惹かれるといったこともありました。
もしかしたら「熱」がそこに籠っていると感じるときがあるのかも。
もちろんどの公演にも造り手の熱があるわけですが、分散しがちなその熱が過集中して宣伝に表出されたときに惹かれるのかもしれません。
私のこの"なぜか惹かれる"は、こんなやんわりとした野生の勘みたいなものでしかわかっておらず、まだ解明されていないので、考える余地がまだまだありそうです。
ただでさえ公演情報に辿り着きずらい小劇場の公演。だからこそ出会えた時の感動があってそこも良さです。しかし、その公演目当てで検索しても情報があまり出てこないことや、反対に情報のウェイトが重いものがいくつも散乱していてどれをピックアップしてみたらいいのか分からないといったことがよくあります。
こういうことって、自分が発信してるだけの側だと見つけにくいこと、忘れてしまうことなのだと思います。
実は面白そうなことをやっているのに、それが伝わりきらず、結局なんだったの?となってしまう。本当に勿体ない。でもこれって1人がどうこうできる事じゃないから、どうにか造り手全員で検討していかなければならないのではないかと思うのです。SNSで情報過多な時代になってしまったからこそ、情報の多さで勝負するのではなく、熱を過集中させて鋭く刺していく必要がある。
そういうことを感じている最近は、自分の直感を信じて、なんかいいな!惹かれるな!と思ったらできるだけ足を運ぶようにしています。その熱を逃がさないために。
本当はわかりやすさについて書きたかったんですけど、ここまででとっても長くなってしまいました。わかりやすさについてはまた今度。
ーテンポ・ルバート(Tempo Rubato)ー
自由な速さで
小劇場には色んな形の公演が、本当に無数にたくさん存在しています。まだ出会っていない面白いことをする団体や演出家、役者にこれから出会うかもしれないと思うとワクワクします。
各々の思考が思いが、顕著に現れるこの業界だからこそ、賛否もダイレクトに渦巻いていますよね。
自由な速さで今の演劇界を駆け抜けて戦っている皆が、良い方向へむかえればいいのになと思うばかりです。
私も花色もめんとして、演劇界を生きるものとして、風を、強風を起こすしかないと思っていますから。
♪ 歌詞がないメロディのみの曲
本日のBGMは分かりやすい日本語の歌詞が書いている訳ではない曲でした。何か伝わったものや感じたものはあったでしょうか?
歌詞があることが分かりやすいのか、メロディだけだから分かりやすいのかは人それぞれだと思います。限定的な言葉がのっていない音たちはきっとそれだけの余白があって、様々な捉え方があるのではないかなと私は思います。
そして歌詞がない曲は私の中で"なぜか惹かれる"もののひとつです。
そろそろ曲も終わり頃ですか?
本日も素敵な1曲でしたね。誰かの心に残っていますように。
もうすぐ訪れる夏に心躍らせつつ、前髪を再びオン眉にして、梅雨を乗り切りたいなと思っています。ピアノの音色が伝える一足先のsummerでした。それでは!
担当者:天希明日香
大阪府出身、1999年8月19日生まれ。
役者/ラジオパーソナリティ/非認知能力を鍛えるこどもミュージカル劇団指導者
小学生からすばるオリジナルミュージカルにメイン出演し、役者を志すようになる。
甲南大学文学部人間科学科卒。心理学を学ぶと共に、卒論ではサミュエル・ベケット不条理戯曲「ゴドーを待ちながら」を研究。現在は関西を中心に役者活動を行う。演劇界を盛り上げるべく、関西小劇場のホットな情報をお届けする番組のラジオパーソナリティを務めている。
〈レギュラー出演〉
インターネットラジオ放送局 NFRS
パーソナリティ出演中
毎週火曜日 夜8時半から 関西小劇場情報ラジオ「かんさい演劇ナウ」
https://www.nfrsradio.com/kangeki (24時間放送中ネットラジオ局)
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