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執筆者の写真木ノ川ゆづき

大事な苺はとっておく(1)

「考える人」

ブログを考える時は紙に色々と思う事を書き出していく訳ですが、出した言葉があっちこっちで絡んで混ざって毎回、まるでジンギスカンキャラメルのようなくどい文章になってしまうんです。


「文章にはこだわりを持ちたいけど、書くのは意外と苦手かもしれない」なんて気づいて、落ち込む訳です。


私の人生そんな落ち込みばかりです。

ばっかり過ぎて慣れてきました。。なので自分のやりやすそうな方法を考えました。「長編が無理なら短編でいいじゃない」という感じで、1つのお話の内容をワケワケして載せます。話の続きが次回の僕のブログに持ち越される仕組みです。


今回はあと3本下に続きます。

焦ったい気持ちになるかもですが、よろしくお願いします。



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「言葉にならない言葉が好き」

先日のスペースでジブリの話が出てましたね。みおはジブリ毎回途中で寝てしまうとかなんとか……笑


僕はジブリ好きです、どのお話が好きか聞かれたらめっちゃ迷うけど……ジブリ映画の始まり方が好きなんです。映画が始まってしばらくは雨の音や汽車の音がBGMとして流れ、セリフは無く淡々と風景とそこに住む人と生活音が見え隠れする、そうやってその世界の一部を感じ取ってから初めて声に触れる。


説明なんて1つもなく、こちら側でゆったりとその世界を感じ取っていくあの時間が好きなんです。アニメーションってそういう事が出来るから好き。


最近花色もめんで稽古していて気づいたのは、演劇にもセリフを喋る前に伝えれる事が沢山あると知れました。あなた(私)がどんな人なのか、どんな生活をしているのかを仕草や態度、美術などで言葉を使わずに伝えれる方法があったんです。演技ってセリフだけに振り回される事ないんですね。


お客さんも言われてないけど、何が言いたいか気づいていく。知らないうちに役者達に耳打ちされてる状態なんです、なんてスケベなんでしょう。……(続)



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「作る人」

頻繁に「なんで自分は美術とか何か作ることの道に進んだんだろう」って考えます。その度にやっぱりあの本がきっかけかなと思うのが、いせひでこ作『ルリユールおじさん』という絵本。


舞台はパリ、ルリユールとは手作り製本の事を意味します。大事にしていた一冊の本が壊れてしった女の子が「ルリユールおじさんのところへ行けば直してくれるよ」という言葉を頼りに、製本師であるおじさんを訪ねるお話です。


このお話の絵がとても好きだったり、途中で描かれる職人技や本が生まれ変わっていく描写に、女の子と同じ心境でワクワクさせられるのが読んでいて楽しかったんです。


記憶の中で何度もそれを思い出し、「物作りって良いな……誰かが作った物にはそれを受け取る人がいて、それを繋ぐ人もいて、それぞれ想いが宿っていくんだな」って思ったのが今でも心に残っています。



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「道なき道を」

何故かせんり→ななこさんと”言葉”についてのブログが続いていますね。”花色もめん”は僕から見ても言葉を大事にしている人が多いなと思っていて、お喋りだな〜ってよく感じます笑

みんなの言葉好きです。(みんなも好きでしょう?)


もうすぐ花色もめん結成から一年が経とうとしてるのかな、メンバーが増えて、応援してくれる人が増えて、公演やイベントを待ち望んでくれている人がいる事に感謝する日々です。


しかし同時に現実上手くいかない事に悩まされる日々でもあります、僕のSNS見てくれてる人はなんとなく感じているかも……演技上達したいとか、自分達に何が出来るかなとか、早く応援してくれてるみんなに会いたいとか、、尽きる事なく……悩んでおります。


みんなに秘密にしてる事が多いけど……。

んー舞台大変〜〜だっ!!こればっかりは「待ってて」としか言えません。1つ個人的な胸の内を明かすと、「花色もめんを大事に思ってくれてる人達と、何年も一緒に進んでいきたい」ってずっと考えてる。

私たちは悩み続けます。



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どうぞ次回をお楽しみに。


 

担当者 : 木ノ川ゆづき

兵庫県出身、1999年8月30日生まれ。

高校から絵や立体物の制作を始め、「感覚」をテーマに目に見えない物や消えていってしまう物に対して作品を作っている。現在は絵、立体物、写真、デザインと多岐にわたり活動を進めている。

そして2022年、役者として活動を始める。目標は自分の絵や写真を使った一人芝居を作ること。


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