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執筆者の写真和泉せんり

花色記録班 ー夏と体ー

こんにちは。

暑い日が続きますね、皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか。和泉せんりです。


ブログを書くのももう何回目になったでしょうか。最初の方こそ数えていましたが、ぱっと思い出せないくらいには書いていますね。

書いたけど書き直したり、なんか違うなーって思ってボツにしたものとかもあって、その分まで書いたような気になってるから、余計に多く感じてるのかもしれません。


2週間前の前回は山本さんのブログが投稿されました。11月末に本公演を行うことが皆様に発表されて以来、花色もめんという団体がこれまでに行っていたことや、大切にしてきたことが、少しずつ明らかになっているように思います。


9回目「本公演」


ボスの文章がいつもそうであるように、今回も力の込められた主張がいくつもありますが、殊に最後の「絶対損はさせない」という言葉は、私の胸に火傷のようにヒリヒリと張り付くように響きます。

いや、こんなことで火傷してる場合じゃないんだよってのは頭ではわかってるんですけどね。自分でも言ってることだし、絶対損させないからって。

同じ言葉のはずなのにこんなにヒリヒリするのは、私の未熟で弱いところが災いしてるんだと思います。悔しいですね。でも一つ一つ向き合って変化するように自信をつけていこうって思います。




ところでさて、そうなんですよ。

夏です。

もう8月も後半に差し掛かるところではあるんですけどね。

私は季節の中では夏が一番好きです。

私の記憶は夏を基準として1年分ぐるっと存在しています。

年末とか、年度末とかを基準に年の経過考えることよくあるじゃないですか、多分。一昨年の年末はこれだったなぁとか、また今年も桜咲いたなぁとか。私はその基準が夏に設定されてることが多いです。


夏はいい季節です。

あたためられて世界が膨らんで、広くなってるように感じます。

伸びをするといつもより体が大きくなった気がして、皮膚の上の細かい皺の間にも夏の空気が染み込むようです。

私は服を沢山着るのが苦手で、着なくていいなら極力着たくないと思っているのですが、寒がりなので冬はそうはいきません。

でも夏にはそれが叶います。ショートパンツとキャミソールで外に出ると、眩しい夏に混ざれるような気がしてすごく満たされます。


7月6日は私の誕生日でした。

2年前の誕生日、ポートレートというものを撮って頂きました。ライブの写真や、仕事として写真を撮って頂くことはあったのですが、ポートレートを、それも自分をよく知る友達に撮ってもらうのではなく、その日初めてお会いしたカメラマンさんに撮っていただくというのは初めてでした。

梅雨もあけていなかったけど、晴れて暑い日でした。

どんな写真を撮りたいかと聞いくださったので、「スカートや髪がふわっと動いて、広がって綺麗に見えるような写真にしたいです」とお願いしました。

今みると顔めっちゃ緊張してるんですけど、綺麗に撮っていただきました。





ところで2年前ってちょうど花色もめんが存在しだした年なんですよね。

2年前の6月に皆様にお目見えしたので、その頃の写真ですねこれ。

もう2年か...と思うと、この頃は何を感じてたのかなぁとか考えてしまうのは、多分全人類そうだと思います。

なんか色々背負ってたり、背負ってるフリしてたり、頑張ってたり、頑張ってるフリしてたり、そんなんやったかな。

約2年前、数年ぶりにお芝居と再会してわかったことは、私は私をわかっていなさすぎるということでした。意識の下に押し込めているものを上手く隠して生きてきたみたいで。これ系の話は以前も書いた気がします。


2年経ってまた誕生日に写真撮っていただきました。

この2年で変わったこと、変わらなかったこと。できるようになったこと、できなくなったこと。見えるようになったもの、見えなくなったもの。色々あるなぁって思いながら。

それでもまた巡ってきてくれた夏に会えたのが嬉しくて、自分の体に当たって形を変える大気が感じられて、そしたら自分の存在に真実味が増した気がしました。私ちゃんとおるなって思って。

動きをつけた写真を撮りたいと思った2年前より動いてるやん。





前回の自分のブログではたしか、考えることが如何に大切かということについての見解を語った気がしています。

今回は体が感じることベースに文章を綴りました。

お芝居では、頭の反応も使うし体の反応も使うのでどっちも大事です。当たり前すぎて改めて書くのも恥ずかしいくらいなんですけど、その当たり前を当たり前に使えるようにするのが、今までもこれからもずっと私の大きな課題です。


最後に、いよいよ旗揚げ公演を行うこととなりましたが、これはあくまで通過点で、最終目標ではありません。お芝居と、作品と、自分と向き合う時間はずっと続いてゆきますが、この公演がひとつの大きな「始まり」であることは確かです。

どうぞ劇場で、始まりに触れていただけると幸いでございます。


 

担当者:和泉せんり



和泉せんり △ Senri Izumi

大阪府出身 1999年7月6日生まれ 25歳

アイドルシンガー

幼い頃よりヒップホップを学び、高校時にはミュージカル、演劇、朗読、ラジオドラマなど、幅広い出演経験あり。

また、ラジオドラマ脚本や編集、演劇に使用する美術などを担当することもある。

京都を拠点に活動するアイドルグループのセンターを、グループ結成以来1年半務める。

現在は都市部でのソロ活動や、企画MCもこなす。

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