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執筆者の写真天希明日香

花色旋律ーヴィバーチェー

本日のブログBGM

  ♪ yesプリキュア5、スマイルgo go! /オープニング ♪


前回のブログから始まったひとりミニコーナー!BGMとして曲をかけて、読んでいただけると幸いです。天希明日香です。


前々回担当だった せんりのブログがプリキュアのお話(ではない)だったので、プリキュアの曲を選択しちゃいました。

そんなせんりのブログはこちら


ドンピシャで初代からのプリキュア世代なので、23歳になった今でも元気だしたいなーって時はプリキュアを聴いています。プリキュアの話から自分のこと考えるってあるよなぁって読みながら思ってました。思いや考えも記していきたいと前回言ってしまったものですから、今日はちょっと出してみます。


プリキュア5の歌にも登場するこのフレーズ


「大きくなったら何になりたい?」

「両手にいっぱい全部やりたい!」


こんな風な返事を堂々と言えていたのはいつまでだったでしょうか。

プリキュアに夢中だったあの頃は、大きな声で「〇〇になりたい!やりたい!」と多くの人が言っていたはずなのに、歳を重ねるうちに声は小さく少なくなり、セーラー服を着る頃には、それらを心に隠しておく人がほとんどだったように思います。

集団生活が長くなればなるほど、周りの目や正しいとされるレール、いつしか夢を見ることが愚かだと、お金を堅実に稼ぎお休みに息抜きするための消費をすることが正しいと、無言の圧力によりそれらが大人になることだと思わされてきました。皆さんがどうだったのかは分かりませんが、私はそうだったように思います。だから"大人になりたくない"と思っていました。

ブラックコーヒーが飲めるようになって、シナモンが食べられるようになって、辛いものが平気になって、猫避けのモスキートーンが聞こえなくなるように、五感が鈍くなれば大人になるのか、などと考えていました。それらが飲めるようにも食べられるようにもならず、聞こえる状態のまま、大人と言われる年齢に私はなりました。そして、なってみて思いました。


"大人になる"とは何なのだろうか。


お金を稼いで税金を払うようになったらでしょうか。あらゆる理不尽に目をつぶれるようになることなのでしょうか。得する方法を考えられるようになることなのでしょうか。はたまた自分で自分を守れるようになる事なのでしょうか。


仮に自分で稼いで税金を払っている人を大人だとして、機嫌が悪くなると周りに怒りを露わにする人は、大人と言えるのでしょうか。おもちゃが欲しいから他の子を叩く幼稚園児と何が違うのでしょう。税金を払っているという点だけでしょうか。


本当の意味での完全な大人なんて、なれないのかもしれません。でも子どもと言われる年齢の頃から大人に向かって歩いていたように、これからも大人を追いかけ続けるのだと私は思います。頂上のない山をずっと登る感じで。

実央ちゃんが花色イロイロ第2弾のインタビュー( https://youtu.be/orl7yV5DM5E )で「演劇は分からないもの」と言っていましたが、それと同様に"大人になる"とはずっと分からないものだなと私は思います。分からないから考えるし、追いかけるし、やってみるし見てみるし、新しい考えを知ればまた大人になれるような気がするし。


ーヴィバーチェ(Vivace)ー

活発に速く、生き生きと


思い返してみると私は、プリキュアに大ハマりしていたあの頃に「やりたい!」と口に出してきたもの全てを、ありがたいことに今やらせて頂いてます。

ケーキ屋さん、女優さん、幼稚園の先生。ケーキ屋さんで働いて、役者をして、子ども達にミュージカルを通じて教育活動をしている。周りのみんなのおかげで自分を貫けています。

こんな風に活発に速く、生き生きと、いつまでしていられるでしょうか。いや、活発に速くとは言わずとも生き生きとしている素敵なご高齢の方も沢山いらっしゃいますし、自分次第ですよね。


「大きくなっても心は子どものままなのよ」

高校の時に出演した舞台でこんなセリフがありました。子どもにしか見えないはずの蝶々を見ることができた、あの物語のおじいちゃんのように、自分の中で生き続ける子どもの欠片を大切に守りながら、大人へとずっと歩き続け、戦い続けていきたいものです。


もしかしたら自分のやりたいこと、生き生きすることを、自分で続けるために責任を持って動くことが出来る(もちろん嫌なこともする)のが、大人になるという事なのかなと思ったり。思わなかったり。

そういえば、叶ってるのか微妙なものといえばレジの人(買い物の時にレジ機でピってするのが好きだった)くらいです(笑)

と思いましたが、セルフレジがそれを叶えてくれてるので時代に感謝です。


♪ 夢見るため生まれた〜飛べるよう頑張る女の子〜♪



そろそろ曲も終わりましたか?

こんな文章を書くうちはまだまだ子どもだって言われそうですね。

雨の中元気に咲く紫陽花を楽しみながら、暑い夏に備えましょうね!それでは!


 

担当者:天希明日香



大阪府出身、1999年8月19日生まれ。 10歳の時に出演したキッズミュージカルで、舞台演劇の世界に目覚める。 以降チアダンス、ジャズダンス、殺陣、ミュージカルスクールなどを幅広く経験し、様々な舞台に出演。


高校時はミュージカルを中心に出演し、大学時には文学部で心理学を学びながら、関西小劇場で活動を開始する。 自宅の部屋、商店街のトラックの上、プラネタリウム、劇場、映像など様々なところで表現活動を行っており、「心躍ることに素直に、生の体験を大切に」をモットーに活動している。 舞台俳優として出演する傍ら、心理学の学びとダンス経験を活かして、ミュージカルサークルにてダンスの振り付け講師として子どもの教育活動も行っている。

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