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大事にしていた苺を食べる

  • 執筆者の写真: 木ノ川ゆづき
    木ノ川ゆづき
  • 2023年9月19日
  • 読了時間: 3分

前回のブログは新メンバーのつげくんが書いてくれました。


自分の好きなこと・ルーツの一つである「屋上」という景色について話をしてくれました。



自分は特に屋上に思い入れはなく、、でも私は悩みが多い人なのでいつかつげくんと一緒に屋上で伸びながら、そんな話を空に向けて広々と話をするのもありだろうなと思いました。




「大事にしていた苺を食べる」


最近、複数人の友達から私の本質は「空っぽ」だという様な話をされました。正直、自分でも気になっていたのでやっぱりそうなんだ…と悲しく深く刺さりました。


「一番好きな物や、これっていうジャンルでの好きを伝えられる物がない」のもそのカケラだと思っていて、いつもみんな何で好きな物を語れるのか羨ましく思うことも度々ありました。


誰かを応援する事、誰かに応援されたいと思う事、その道を歩んでいく決意、そんなきっかけをずっと自分は探しているのかも?と振り返っていてふと考える。


また友は「自分の核となるものとの出会いの選択が、今の自分を作るもの」だとも教えてくれた。


今まできっかけの決定的な記憶がない。

あの音楽が私を救ってくれた訳でもなく、何より好きな作品がある訳でもなく、雷に打たれたような運命的な出会いがあったわけでもないのだろう。


あ。

いや、あったのかもしれない。


何かに心動かされたり、大事な言葉や出会いを貰っているはずだ。あれもこれも興味も好きも、一番ではないけれど運命的ではないけれど、じんわりと私の中に入っているのにと。



私は私が思ってる以上に、人生ってのはもっと劇的な物だと、ロマンチックに溢れてるんだと勘違いをし続けていたんだなと思った。


「出会うべくして出会った」と運命論のように思う事もできるが、それはただ私がその時受け止める心が出来ている状態でそれに気付けたから出会えたと錯覚しているだけで、本当はいつも何かに出会えているんだと、自分の今までの考え方を恥じた。


受け身の人生だなと、それにちゃんと気づいて言葉にされた時、まるでディズニープリンセスじゃないかと自分で自分を突っ込んだ。


でも最近のディズニープリンセスは「自分で道を切り開いていく」タイプが多いらしい、知らなかった、悔しいな。でも今の私にも道を切り開くためのステップが出来てきてる、もがき方はあってるか分からないけどやってみよう。


宮崎駿監督が作った『君たちはどう生きるか』を見て思った、自分のやりたい事を全力でやって形にし、自分の積み木を自分で立てていく姿を。行動して失敗も成功もちゃんと自分の中に入れていこう。


まずは苺をひとかじり、飾りじゃない。

自分のために。



 

担当者:木ノ川ゆづき



兵庫県出身、1999年8月30日生まれ。

高校から絵や立体物の制作を始め、「感覚」をテーマに目に見えない物や消えていってしまう物に対して作品を作っている。現在は絵、立体物、写真、デザインと多岐にわたり活動を進めている。

そして2022年、役者として活動を始める。目標は自分の絵や写真を使った一人芝居を作ること。

 
 
 

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