ブログ記事を最後に書いてから2ヶ月ほどが経ちました。
メンバーのブログを読みながら、私は何を書こうかと日々考えに考え、この記事の前に2つほど書きはしたもののしっくりこず、これで書くのは3つ目になります。
しっくりくるものなんてないに等しいのですが、なんだか自分で何を書いているのか分からなくなる感覚に襲われ、こんなことになってしまいました。
賢い頭と抜群にいい運動神経、手に入れるならどちらを選ぶか、という究極の選択をいつの日か花色企画会議や花色企画会議スペースで話をされていたのを思い出します。断然、賢い頭を選びますが。
さて、前回は健吾さんが、「良い人とはどんな人か」という切り口から自分のルーツをお話ししてくれていました。
私も「進撃の巨人」が好きなので、印象に残っているセリフが出てきてテンションが上がったのを覚えています。私が今パッと出てくるくらいに印象に残っている「進撃の巨人」のセリフは、「みんな何かに酔っ払ってねぇとやってらんなかったんだな…みんな何かの奴隷だった…あいつでさえも…」というものです。皆さんは漫画で印象に残っている台詞はありますでしょうか。
と、まあ。今回漫画の台詞はあまり関係ありません。
ただ、皆さんの印象に残っている漫画の台詞は気になるので是非教えていただきたいです。
5月の 実写動画企画、#花色イロイロ の「インタビュー」動画で最後にコンプレックスについてお話しされていました。
【 #花色イロイロ 】あなたにとって演劇とは?【インタビュー】
この動画の公開後、#花色企画会議スペース でコンプレックスを問われた機会がありましたね。あの時自分は何を答えたのか、正直緊張していて何も覚えていませんが、あの日から自分のコンプレックスとはなんなのだろうとよく考えます。
今思えば、小学生の頃特に強く感じていたけれど、歳を取るにつれて「私は私に変わりはない」と思うようになった気がします。それとは別に「過去に起きたことはもう変わらないのだから」とも思うようになりました。
皆さんにはコンプレックスというものはありますか?
私が「私は私に変わりはない」とか「過去に起きたことはもう変わらないのだから」とか、そう思うようになったのは、今まで感じてきたコンプレックスみたいなものを意図的にでも無意識的にでも隠そうとしてきたからなのではないかと思います。
人間には変われない部分がたくさんあると思います。努力すれば変わるところもあるかもしれないけれど、身長とか骨格とか体質とかは変えたくても変えられないし、育ってきた環境や経験だって変えられない。
それを隠すための行動をとってきた結果、今までの私があるのかなと思うのです。
私にはきっとたくさんのコンプレックスがありました。きっと考えたくなくて仕舞い込んだ頭の中の何処かには、今もあるのだと思います。
きっと次のブログに書くか次の次に書くかは分かりませんが、ここ最近コンプレックスについてこれも私のコンプレックスだったのかと思うことはたくさんありました。
コンプレックスがないようになりなさいと何処かで言われたことがあるけれど、私はまだそこに到達できていません。
人に言われてきたことというのは意外と記憶の中に残ったり、人格形成に大きな影響を与えたりするのだなとひしひしと感じます。
私に限らず、他の人と自分を比べてしまう人はいると思います。
「私は私に変わりはない」とか「過去に起きたことはもう変わらないのだから」とか言うくせに、私はよく他人と自分を比べる節があります。
いい言い方をすれば負けず嫌いと言うのかもしれません。その鱗片が見える発言が、インタビュー動画にも使われていましたが。
「あなたは自分が思ってるより…」という言葉で他人から見た自分と自分から見た自分を比べる時もありました。
これがあるから、前回のブログに書いたようなことを思うのかもしれません。
とある人に言われて気づいたのだけれど、私の文章は伝えたいことがなかなか伝わらないらしくて。
私はみんなが思ってるような人じゃないんですって、私からしたらみんなが独特で、変わっていてって、書きたかったんです。いじらないで欲しいって書いたわけじゃないんです。
自分の文章も、最近コンプレックスかもしれない。
さて、私は「才能」という言葉が嫌いで、コンプレックスです。
「才能」があるからといって1番になれるかと言ったらそうじゃありません。
どこにでも何にでも上はいて、登っても登っても先が見えない。
才能があろうがなかろうが上には上がいるのです。私が彼らを超えていけないことを「才能」のせいにされたくない。
高校の時に仲良くさせていただいてた友人は、周りからよく「天才」と呼ばれていました。
美術部で絵が上手くて、漫画やゲーム、時には動画も作っていました(もしかしたら私が知らないだけでもっといろんなものを作っていたのかもしれない)。
大きな賞を取ったかと思えば、僕はあの賞を取りたいからとすごい熱意で語ってくれたのを今でも覚えています。
私の中で彼は最初「面白そうな人」で、話しかけたいけど世界が違うと思っていました。気なんて合わないだろうと思っていたし、今後話すこともないだろうと思っていました。
そんな中で訪れた席替えの際に、たまたま隣の席になりまして。
チャンスだと思ってたくさん話しかけて、とあるコンテストに私が別個ではあるけど一緒に挑むことになってからなんとなく話すようになりました。
そこから気付かされたのは、執着心みたいなもの。これをやるために今ここにいる、この賞が取れなかったら意味がないみたいな、そういう。
呼ばれているだけで本当に「天才」かどうかはわからないけれど、彼の中の才能の一つにその飛び抜けた執着心みたいなものがあるんじゃないかな。
あーすげえなあって思ったし、今でも感じさせられるその執着心に、正直嫉妬します。
こういう人が上に登りつめていくのかなあ。私も負けていられないなあ、とすごく思わされました。
漠然とした、当時の私の中での「すごい人」が今ではきっと(私が一方的に思ってるけど)ライバルであるし、コンプレックスなのかもしれない。
「私は私に変わりはない」とか「過去に起きたことはもう変わらないのだから」というのは、才能がある人と自分を比べたときに、そういう普通である自分や今まで彼らのように努力をしてこなかった自分を守るための思考だと思うと、とっても人に言えるようなスタンスじゃない。
でも間違いなくこれは自分を客観視して感じたことで。
そういう、自分の中にある矛盾はたくさんあって、それがきっとコンプレックスなんじゃないのかなと思っています。
口には出せなくても、自分が好きだとか、私はコンプレックスがないだとか、そういうことを思えるようになれたらいいのかなと思います。表に出る人間として。
自分の中にあるコンプレックスは消えないかもしれない。
傷跡じゃないけど痣みたいになる。だから、これからも付き合っていかなきゃいけないと思います。いつか痛くならなくなるまで、しっかりと付き合っていって、「コンプレックスなんてないよ」って笑顔で言える日を作りたいと思いました。
何の話?と思う方もいるかもしれないですね。
無理しない程度に、コンプレックスぶっ飛ばそーって話でした。
担当者:橙延実央
2003年生まれ、宮城県出身。 2011年、東日本大地震被災直後に劇団四季「ユタと不思議な仲間たち」を観劇し感銘を受け、演劇に興味を持つ。
高校時代に演劇を始め、2019年宮城県高校演劇コンクール東部地区にて大会最優秀賞、中央大会にて優秀賞三席、個人演技賞を受賞。 また、「0から始める演劇プロジェクト」を立ち上げ、演劇経験者や未経験者を集めて作品制作を行う。
現在は、関西を中心に役者として活動中。
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