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執筆者の写真松岡なな子

花色つれづれ~まず、やってみること~

皆さま、今日もお疲れ様です~!

今回のブログ担当は、なな子です~!


前回のブログは、せんちゃんが「花色もめん」の好きな所を綴ってくれています。せんちゃんは自分のオリジナリティ溢れる言葉で「好き」を表現できるのが本当に素敵。

↓↓


(リンクを貼る時にいつも思うのだけれど、momemome(モメモメ)って何か笑っちゃいます。誰が考えたんだ。私は未だに犯人はきのぴーだと思っている。)


そして今回のブログ公開日は、11月も末。年越しまでそろそろ1ヶ月。ぼんやりしてたらもうあっという間に除夜の鐘が聞こえて来そうな時期が迫ってきています。


はなせんずの皆さま、今年やり残した事はございませんか??

もし何か心残りがございましたら、あと1ヶ月、1ヶ月ありますよ!!


たかが1ヶ月、されど1ヶ月。この1ヶ月で何か劇的に変わるかもしれないし、変わらないかもしれない。それを決めるのも自分の心がけ次第…!そう言い聞かせ、来たる師走も駆け抜けていこうと思います。


さて、ちょっと早いですが、わたしは今年は何があったかな~なんて、ぼちぼち振り返りを初めています…!


わたしは、第1週目のブログで、「衝動に従ってみよう」といった事を書きました。

今年はそんな自分の心に従って、実際に飛び込んで経験を積むことで広がる視野がある…そう思わせて貰える機会に恵まれていたなぁなんて思います。


それを実感したのは、先日、とある有名な劇団さんの舞台『欲望という名の電車』を観に行った時です。


『欲望という名の電車』は、1947年に発表されたアメリカの戯曲です。

過去の華やかな暮らしと現実とのギャップに追い込まれ没落していく女主人公。堅実に逞しく生きる妹、そして妹の結婚相手で、気取った主人公が気に食わない粗野な義弟の3人を中心としたお話。

10年ほど前に映画で作品を見た時は「ほーん…人間も…色々あるなぁ…」といった感想だったのですが…

お仕事をして色んな人と出会って社会に揉まれ、、、そして自分を省みてみると…なんだかとても心が痛くなる作品(笑)

もしもお時間ある方は、映画などでもぜひご覧ください。


ちなみにあらすじはこちら↓↓



ところで、ストーリーもそうなのですが、私がこの観劇で衝撃を受けたことは2つありまして…


まず1つ。演じている女優さん・俳優さんたち、実年齢を全く想像させないんです。私より遥かに年上のベテランの方々なのですが、それぞれの「役」が、それぞれ本当に生きている人間そのもので…くるくると変わる表情の1つ1つ、客席に弾丸のように飛んでくるセリフに引き込まれ、上演時間3時間があっという間でした。


私も自分の年齢を気にする世代になってしまっているのですが、肉体や精神の壁を飛び越えて、1人の人間を再現する…とても苦しくて緻密な作業の先に、芸術としての完成が待ってるんだなと実感。その技術の結晶とバイタリティに心から刺激を受け、素直に「かっこいい…!こうありたい…!」と同時に、「悔しい…!どうすればこうなれるの…?!?」と心から思いました。

このギリギリ胸を引き裂かれそうになる切迫感を忘れず、日々積み重ねていかねば…!


そして2つ目、これは初めの「飛び込んだことで広がる視野 」に直結する私自身の感覚なのですが、アハ体験というか、1年前と比べて、視野がぐぐっと広がったなぁと気が付きました。


私は朗読やナレーションなどの「本を読む」事を中心に活動してきたので、これまで舞台を見る時は「このセリフこんな言い回しがあるんだ」とか「こんな音程を使うんだ」というところばかりに、意図せず意識が向いていたように思います。

ですが、今年に入って、いくつか立ち芝居に出させて頂いたことで、「ここでこう立つんだ」とか、「こういう配置だと綺麗に見えるんだ」とか、そういったところを盗もうという所で、目がカッと開き、何だか脳の使っていなかった一部が覚醒したような気がしました。


もちろん、実際にやってみなくても想像を膨らませて再現出来てこそ役者たるもの…!

でも、実際にやってみて体験して、机上論としてではなく、自分の身に真に迫って前頭葉を活性化させる経験も必要なんだと感じました。


勿論お芝居に直結することだけでなく、様々なジャンルの世界に触れることで、例えば普段通っている道の見え方だったり、空の色、電車の広告、お店のメニュー、路地裏の猫…そういった沢山の当たり前のもの達がまた全然違った風景になるのは、単純に面白いし、得した気分になりますね♪


残り1ヶ月も、貪欲に、多くの物に触れる機会を諦めず、自分の脳内をぐるぐる掻き回して行く所存でございます!


ということで、今年も残り1ヶ月、皆さまもぜひやり残したことには飛び込んでみてください。

きっと前頭葉の揺れ動く快感に出会えるはずです…!


それではまたノシ


なな子より



 

担当者:松岡なな子



高知県出身、京都府在住。 大学在学中からアナウンス技術、朗読、ナレーションなどを学び、大学卒業まで関西を中心にフリーでMCやイベント司会などを行う。 現在は朗読劇出演や他劇団の客演の他、ラジオアシスタント、朗読CDの出演や、個人で読み聞かせやナレーションの請負いなどを行っている。 主な出演作は、「AOI」(作川村毅/演出山本善之)葵役、「熊野」(作三島由紀夫/演出山本善之)朝子、「フェードル」(演出山本善之)アリシー役、「班女」(山本善之演出)花子など。 朗読CD出演作に、ボイスドラマCD日本民話シリーズ『ずぼらネコと美ネコ』語り手、

『神様のぼやき』女神様役。 FMおとくに「ミドリヤ定食」にて、アシスタントとして不定期出演中。 嗜好品は日本茶。日本茶インストラクターの資格を所持。

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