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執筆者の写真松岡なな子

花色つれづれ~ことだまのちから~

皆さま、今日もお疲れ様です!

またまたやってきました、なな子です~!


前回のブログでは、せんちゃんが、「日本語の素敵さ」について綴ってくれてます。



私もせんちゃんの日本語のに関する所見は、毎度共感するところがあります。書き手によって十人十色の世界の表現の仕方があって、戯曲を通して人の頭の中をのぞけるのが楽しい。とてもよく分かります。


さて、もう2月も終盤に差し掛かり、3月も目と鼻の先。三寒四温の中に春の匂いがふっと鼻を掠める季節になろうとしてますね。私、春はどうも苦手..いつも心がソワソワして落ち着かなくなるし、書を捨てて街へ出ろと追い立てられるようで、春眠暁を覚えさせて貰えない感じがする…でも一番の原因は花粉症のせいかもしれない。

そして春といえば...出会いの季節ですねぇ...花色もめんとしても、この先どんな出会いが待っているのか...期待と希望に胸を膨らませている今日この頃です。


そうそう、出会いといえば、先日、花色もめんに新しいメンバー、天希明日香ちゃんが加入してくれました♪

可愛いが具現化された天真爛漫な子で、せんちゃんの小学校時代からの幼なじみです。

2人の馴れ初めなど語ってくれている、あっちゃん初登場ラジオ回はこちら↓


ところでみなさん、自分の心の支えにしてる言葉ってありますか?

...というのも、こちらのあっちゃん初登場ラジオで、「座右の銘ってある?」って話をしてたんですね。


言葉って本当に不思議なもので、なんで形の無いものなのに、こんなに自分を形成する軸になるんだろう。なぜ記憶の中に留まり続けて、ある瞬間の然るべき時に一斉に思い出されるものなんだろう。言霊とは言いますが、自分の魂と身体を動かす一部になる、つくづく不思議なものだなぁと思います。


座右の銘の話ですね。わたしがこうして改めて信条的なところを考えてみようと思ったのも、もうすぐ自分の誕生日が近付いており、いよいよ自分の指針となる信念をしっかりもって、ステップアップした年を向かえたいと思ったからです。


なお、私がずっと持ち続けている座右の銘はこちら。


「この道を行けばどうなるか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし」


この後、「踏み出せばその一歩が道となり、その一足が道となる 迷わず行けよ、行けば分かるさ」と続きます。

こちらの言葉、一般にはアントニオ猪木さんイメージが付いちゃってるかもしれませんが、清沢哲夫という哲学者の詩です。


私がこの言葉に出会ったのは、京都のお寺です。

京都に引っ越してきたばかりの頃、四国の田舎から出てきた小心者は、周りの皆がキラキラして見えて、何をすればいいのか、どうすれば私はここに来た意味を見いだせるのか....ほんのりメランコリックになっていました。それも春だったんじゃないかしら。春はいつも落ち着かない。

そんな時、観光で訪れたお寺をウロウロ見学していると、堂内の部屋隅の机の上に置いてあった色紙に、先の言葉が書かれていました。


「危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし」

「迷わずいけよ、いけば分かるさ」


私はこの言葉を見た時に、まさに雷に打たれたような気がしました。

自分のやりたいことって何だろう、自分の本当の心は何を思ってるんだろう。地元に居た頃は人の目を気にしたり、自分の願望をセーブしてなかったかな。


そんな自らを振り返り、とにかく自分の心に耳を澄ませて、興味を持ったことには何でも飛び込んで、突き進んでいこうと決めました。

そうして、たくさんの人との出会いの糸を辿っていくうちに、お芝居に出会えた気がします。


危ぶんだり迷ったりしていると、自分を繋ぐ運命の糸みたいなものを見落としてしまう。だから、繋がりの糸を切らさず、行けば分かるさ、という信条で、...もちろん大人の良識を持ちながら、道を作っていきたいです。


ちなみに、、、お芝居の上で最近自戒にしているのは、

「思わざれば花なり、思えば花ならざりけり」

ふふふ。なかなか出来ないんだなこれが!

私は頭でっかちに考えすぎてしまうのですが...そういったところから抜け出して、視野を広く・感覚鋭く舞台に立てるように精進を続けます。そこに到達するにはどれほどかかるのか...気が遠くなってきますが、進まなければ辿り着かない。だからこそ、「迷わずいけよ」の精神を持ち続けたいです。そして今年は勝負をかける年にしたいですね。


皆さんも、自分の背中を押す言葉、改めて振り返ってみませんか?その言葉を大切にしていると、何か重要な節目節目で、きっと道しるべになり、勇気を貰えるはずです。


それでは、本日はこの辺りで!

また会いましょうノシ


 

担当者:松岡なな子



高知県出身、京都府在住。 大学在学中からアナウンス技術、朗読、ナレーションなどを学び、大学卒業まで関西を中心にフリーでMCやイベント司会などを行う。 現在は朗読劇出演や他劇団の客演の他、ラジオアシスタント、朗読CDの出演や、個人で読み聞かせやナレーションの請負いなどを行っている。 主な出演作は、「AOI」(作川村毅/演出山本善之)葵役、「熊野」(作三島由紀夫/演出山本善之)朝子、「フェードル」(演出山本善之)アリシー役、「班女」(山本善之演出)花子など。 朗読CD出演作に、ボイスドラマCD日本民話シリーズ『ずぼらネコと美ネコ』語り手、

『神様のぼやき』女神様役。 FMおとくに「ミドリヤ定食」にて、アシスタントとして不定期出演中。 嗜好品は日本茶。日本茶インストラクターの資格を所持。

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