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執筆者の写真和泉せんり

花色記録班 -言葉の外側-

おばんです皆様。和泉せんりでございます。お世話になっております。

冬来りなば春遠からじと言いますね。スイーツのお店にいちごが並び始めれば、陰鬱な寒さも少し愛おしく感じられる私です。






前回は山本さんがブログを担当してくださりました。

役者を志す人はもちろんのこと、どの世界で生きていくにしても真剣に向き合わなければならない課題について書き連ねていただきました。私も何度も何度も戒めるように繰り返し読みました。全人類読んで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜そしてメンバー増えたら自分はブログ当番から抜けるつもりだったなんて聞き捨てなりません抜けさせませんよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




さて、皆様突然ですが、文章を書くのはお好きですか?

読む方が好きとか、そもそも活字が無理だとか、色んなご意見があると思います。

私は書くの好きな方でして。仕事のメールとかよく褒められます。ブログを書くのも実は結構楽しんでいたりするわけなのですが。

なんで書くの好きなのかなって考えてみたら、多分日本語が好きなんだろうなって考えに辿り着きました。


日本語ってすごく素敵で。

実は留学経験のある私は、留学先がカナダだったので英語は十分に浴びましたが、留学生の受け入れを積極的に行っていた地域だったので、他にも色んな国の方と話す機会に恵まれました。

そこでまず気づいたのは日本語の音の柔らかさです。しなやかというか、たおやかというか。耳に優しくて、相手の気持ちを逆撫でしません。どうしても主張を通してやろうという我の強さもありません。

更には語彙。言葉が人間の生活に寄り添うように発展するのは歴史を見ても明らかですが、他言語では言い表せない言葉が多くあります。特に天気や季節の変化に感情をのせた言葉が多いなと感じます。


1つ例を挙げます。

最近知った言葉なのですがね。

「遣らずの雨」という言葉があります。演歌のタイトルにもなっているらしいです。

意味は、「帰ろうとする人を引き止めるかのように降ってくる雨」だそうです。言ってしまえばただの雨なのですが、「遣らずの雨」と言われるだけで状況が目の前に浮かびますね。なんともロマンチックです。





日本語の好きなところを挙げ出すとキリがないのでまたのご機会にいたします。

花色の話はどうしたと、演劇の話はどうしたと皆様お思いでしょう。

なんの話がしたかったかというと、脚本というものに、演劇というものに触れて感じたことについてです。


ああ、日本語でできるって最高やな!と思いました。

この一言に尽きる。この一言に尽きすぎて他に言うことがない。前フリが長かった割にもう書くことなくなっちゃった。





表立って皆様に見ていただける花色の活動は、ラジオの更新とスペース、隔週のブログ、稽古などがあった際のSNSの更新、ホームページの運用くらいだと思うのですが、実は裏では色々やっております。

今は本書いたり舞台作ったりしてるんです、秘密ですよ。

すぐ側で頭の中にあったものが言葉になって、更に現実になっていくシーンを見ていると、夢が本当になってるみたいでめちゃめちゃ感動します。

本の中に散りばめられた日本語ってそれぞれに色とか温度があるから、それが上手く私の中に伝われば読んだ時にばーって作りたい世界が頭の中に広がるんですよ。

そして、それはみんながそれぞれ持ってるんですけど、当たり前に全員認識が違うわけですよ。

更に舞台で表現するには制限もあります。やりたい演出や見せたい景色が必ず表現できるわけではありません。物理的な制限はもちろんのこと、金銭的な制限もあります。

でもそれを擦り合わせてひとつのものにして行かなくてはなりません。

初めは果てしない労力が必要だなぁと思っていました。しかし意見交換をしていると、自分が思いつきもしなかった方向に話が進んだり、意見を聞いて新しい意見が出たり… それが積み重なって段々と、文字だったものが現実になっていくのを目の当たりにしました。

なんかわからんのですけど、柄にもなく、夢が叶う瞬間ってこういう感覚なのかなって思ったりしました。


一月往ぬる二月逃げる三月去ると言います。もう今年も既に1ヶ月以上が経過しました。

私たちが価値を持たせるものたちは全て、頭の中にあるものを現実にするという夢を叶えるものです。

今年も着実に夢を叶えるプロになれるよう、歩みを進めてゆきます。

その道程を皆様とともにゆけますようにと切に願っております。






余談ですが、先日久々に「文体診断ロゴーン」をやってみました。

文体診断ロゴーンというのは、自分が書いた文章を入力すると、どの作家の文体に似ているかをAIが診断してくれるという、読書好きにはたまらないサイトです。検索したら出てきますのでご興味がある方は是非。

高校生の頃は電車通学で、窓の景色を眺めるのにも飽きた頃には、本を読んだり勉強をしたり、小説を書くなどしておりました。

そんなこんなで実はちょこちょこ溜まっているお話たち… 久々に文体診断してみましたら、かなりの確率で北原白秋さんに遭遇します。

北原白秋と言えば、演劇をやる人なら一度は通る発声練習の「あめんぼ赤いなあいうえお」の詩を書いた方で有名ですね。はじめてあの詩の全文を読んだ時は「あめんぼが赤いわけないやろ」とか「ささげってなんやねん、豆なん、酢かけてもうまないて」とか、「はとぽっぽと雷鳥のところ毎回リズム崩れるな」とか、割かしどうでもいいところに言及しておりました。まさか似てると言われるとはつゆ知らず…私の書いた本の中でもしあめんぼが登場したら赤くしようと思います!!!!!!

…だから何って、本書いてみたいなぁって話です。本当にそれだけです。



長々とお付き合い下さりありがとうございました。

ちょっと頑張って写真入れる努力してみました。

次回は2週間後、お楽しみにしてお待ちくださいね。


 

担当者:和泉せんり




和泉せんり △ Senri Izumi

大阪府出身 1999年7月6日生まれ 23歳

アイドルシンガー

幼い頃よりヒップホップを学び、高校時にはミュージカル、演劇、朗読、ラジオドラマなど、幅広い出演経験あり。

また、ラジオドラマ脚本や編集、演劇に使用する美術などを担当することもある。

京都を拠点に活動するアイドルグループのセンターを、グループ結成以来1年半務める。

現在は都市部でのソロ活動や、企画MCもこなす。

閲覧数:87回1件のコメント

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1 Comment


横尾康正
横尾康正
Feb 07, 2023

文章量多めなのも良いし、写真いっぱいなのもありがとう😊

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